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手裏剣、「忍者」、萬川集海について

唐突ですが、①忍者の手裏剣のイメージ、②「忍者(にんじゃ)」という呼称、③「萬川集海(まんせんしゅうかい)」の訓み、について最近気づいたことを書きたいと思います。

忍者本これ10冊!

ご無沙汰しております、直之進です。 昨年2015年より忍者ブームが到来し、いつもなら年に2,3冊出るか出ないかという忍者本が、ここ最近は毎月のように出版されています。さらには、わたしの知っている範囲だけでも、今年度中にあと4,5冊は出ます。ここ…

甲賀古士その2 甲賀古士のシュウカツ

東京竹橋の国立公文書館に、忍術伝書「万川集海」が保管されている。かつて江戸幕府が所蔵した文書は、明治維新を経て太政官、次いで内閣の蔵書となり、現在は内閣文庫を構成する。「万川集海」もその1つとなった。ここでは、「万川集海」が幕府の所蔵する…

甲賀古士その1 島原の乱

はじめに 「甲賀古士」とは、甲賀在住の元侍衆の農民のことである。彼らは戦国時代、いわゆる”忍びの術”を以て諸国の武将に与し、時に反抗したと伝える。豊臣秀吉による甲賀武士の所領没収=甲賀ゆれ=によって、甲賀武士は没落。ある者は郷土に残り、ある者…

忍術研究史その3

さて、忍術研究史も最終回になった。第1回、第2回に続いて、今回は伊賀郷土史家の久保文武について触れ、それ以後の忍者研究について考えたい。

忍術研究史その2

前回は足立・山田・尾崎『忍法』の記述に則り、伊藤銀月、藤田西湖、奥瀬平七郎について述べた。同書では他に、井上吉次郎、中西義孝、足立巻一、吉田光邦、山口正之の名前を挙げているが、ほとんど言及されていない。今回はこれらの人物と沖森直三郎、名和…

忍術研究史その1

忍術/忍者研究史について、まとめてみたいと思う。 こんなことをする人は自分以外いないかと思ったが、意外にも昭和中頃に先例があった。昭和39年に出版された足立巻一・山田宗睦・尾崎秀樹共著『忍法』(三一書房)の「マス・コミのなかの忍法」において、…

万川集海は「まんせんしゅうかい」か「ばんせんしゅうかい」か

『萬川集海』(以下、万川集海)は、延宝7年に藤林保武によって編纂されたという忍術伝書で、最も有名な忍術伝書である。その巻数は22に及び、類書の中でも最大級の内容を誇る。好事家にも広く知られていた『万川集海』の読みは、ながらく、「ばんせんしゅ…

服部正成の父の謎

「歴史上の忍者の名前を1つ挙げて欲しい」 こう問われると、「服部半蔵」の名前を挙げる人も多いだろう。 ご存知、服部半蔵正成である。彼は徳川家康の家臣で、「徳川十六神将」にも数えられ、”忍者である”とはちょっと言えそうにない存在だ。ところで、こ…

忍者とはなにか

忍者の定義 サイトの補助的な意味も含めて、今回より”忍者”について、書いていきたい。第1回目として書くにあたり、まずその”忍者”の定義について述べておかなければならないだろう。 ここでは、「諜報・破壊活動を専らとして行う、主として伊賀・甲賀出身…